観音寺市・一心寺「よるしるべ」

11月1日、夜7時より観音寺市にある一心寺さんで、「よるしらべ」のイベントがありました。このイベントは夜の観音寺を散策するアートイベント「よるしるべ」の一環として開催されたもので、山門や参道が日頃とは違った風景に演出されておりました。


そこで私達、和鳴会は舞楽「左舞 陵王」と「右舞 落蹲」を披露しました。この舞楽を上演するにあたり番舞(つがいまい)と言う決まりがあり、この陵王と落蹲が一対として舞うのが基本となります。
陵王は赤色系統の鮮やかな装束に身を包み、落蹲は緑色を基調とした装束に身を包み、色によっても違いを表現しています。
本堂には楽舞台が設置され、鞨鼓、太鼓、鉦鼓と笙、篳篥、龍笛の楽人は本堂内陣の板間に赤い毛氈が敷かれた所に座り、まずは陵王を披露しました。本堂の薄暗い明りと、舞人が楽舞台に入堂した瞬間にスポットライトが照らされ、厳かな雰囲気でした。


休憩をはさんで、落蹲が披露されました。私はこの落蹲を舞わさせて頂きましたが、多くの方に見て頂き光栄でした。面の見えにくい内側から見えた景色の中に子供が怖がって顔を隠していたのが、印象的でした(笑)