骨仏さまの郡家興正寺別院
香川県には2つの興正寺別院があります。そのひとつは丸亀市にある郡家興正寺別院で「骨仏さまの郡家別院」として親しまれています。
興正寺第27世本寂上人は、讃岐の地をご巡化され、門信徒教化に勤められました。明治10年(1877)12月12日にご往生され、上人を追慕する、偲ぶ西讃の門信徒によってご遺骨が分骨されました。上人のご遺骨を安置するために、丸亀市郡家町の地に廟所(納骨堂)を建立したことが始まりです。そして明治22年(1889)に郡家興正寺別院と号すことになりました。
大正元年(1912)11月19日に興正寺第28世本常上人がご往生され、翌年には本寂上人の廟へ本常上人ご遺骨の分骨法要が勤められました。
その後、有縁の方々の願いにより、お納骨でお預かりしたお骨を仏様の形にした第1体目の骨仏が昭和元年(1926)に造立され、現在は8体の骨仏が安置されています。
来年になりますが、令和9年5月16日(日)には新たに9体目をお迎えして郡家興正寺別院「骨仏慶讃法要」を勤めます。法要の合間には和鳴会によります舞楽奉納もございます。
どうぞお参りください。
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供養って何かなぁ?
好きな歌はありますか?
音楽には生きる力を与える働きがあると思うのですよね。そもそも音楽の楽とは楽しいこと。楽しめること。楽しむことなのです。雅楽は華やかで厳かである仏様を褒め称えるお供えだと考えられています。
仏事の時には、お香の良い香りで空間を清めていることを感じ、ろうそくの明かりで暗闇を照らし炎の暖かみを感じる。僧侶の衣で仏様の煌びやかさを目で感じ、雅楽やお勤めで耳を喜ばす。実は、自分が楽しめることが供養のポイントかもしれないですね。
前に生まれん者がし楽く人生を全うし、後に生まれん者を人生は楽しいのだと導く。これが人間の営みなのでしょう。
私が仏様にならさせていただくご縁を誰もが持ち合わせていることに感動し、共に共に人間が仏になる道(この先何が起こるかわからない私の人生)を、これからも感謝とあきらめない心で止まらずに、楽しみながら歩み続けて往きたいものです。 合掌
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本寂上人150回忌法要
4月23日から4月25日まで本山興正寺で「春の法要」が勤まりました。
この度の法要のなかでは、興正寺第27世門主で明治9年に真宗興正派の一派独立をはたした本寂上人の150回忌法要が勤められ、如法念仏作法という法会作法が取り入れられました。如法念仏作法とは、浄土系の念仏会式の1つで、念仏を中心に讃を称え、懺悔を行う作法です。西本願寺では江戸時代より宗祖の御遠忌に勤められており、興正寺でも桃園天皇100回忌で如法念仏が勤められて以降、度々法要で取り入れられているそうです。
この度私も本山の式務員として出勤させていただいて、法要に向けて如法念仏作法を勉強させていただきました。その中で、称え始めは穏やかに入る、ユリ(声明の旋律系の一つ)はさっと下りてゆったり上がる、ウツリ(同)はバッと一気にあがるのではなくて、やわらかにスリ上げるなど、本来の声明らしさを学ばせていただきました。今は新しいことが求められる世の中ですが、如法念仏作法のように伝統的なものも大切にしていきたいと思います。
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道後温泉を目指してドキドキ旅
道後温泉を目指して高松中央インターから車で走ってみました。
途中、松山城に寄りました。江戸時代がらある天守が魅力的です。山頂までは、ロ−プウェイで8合目まで登り、残り徒歩で天守を目指しました。城内は、午後5時までなので、急ぎました。
さて、目的地である道後温泉まで移動して、近くのパ−キングに駐車しました。道後温泉本館は、最近リニューアルされましたが、日本最古の温泉の雰囲気を醸し出していました。
また、日本書紀や万葉集にも登場し、聖徳太子も訪れた伝説があるそうです。ここのお湯は、サラットしており、真ん中の大きな丸い湯出し口が印象的でした。
夏目漱石も小説を書くために、ここに逗留していました。小説の中で、相手の女性に心を伝える時に「月が綺麗ですね」「雨が止みませんね」と言う言い回しがあるそうです。
次の日は、帰りの途中にある今治城に寄りました。藤堂高虎が築城され、海水を引き入れた巨大な水堀が印象的でした。
続いて立ち寄った所は、最近人気のビュースポットの香川県観音寺市の高屋神社です。
「天空の鳥居」とも呼ばれる鳥居越しに見る町並みと瀬戸内海の風景は、多くの人が見惚れていました。
最後に立ち寄った所は、近くの父母ヶ浜です。
三豊市にあるロングビーチで、干潮と夕日が重なる時を狙って下の方からシャッターを押すと水面が鏡のようになります。ちょうど日没前でしたのでナイスビューになりました。
2日間のダンガン旅でしたが満足しました。また、デ−トで「月が綺麗ですね」を使ってみてください。
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五人囃子と五楽人
今年もあちらこちらでひな人形が飾られているのを見ました。お内裏様とお雛様だけのものから立派な段飾りまで様々な形がありますね。
さて、時々五人囃子が火炎太鼓、鞨鼓、篳篥、龍笛、笙を演奏している雅楽バージョンの雛飾りを見かけます。雅楽を演奏するものにとってはうれしいですね。でも、本来の五人囃子と違うんじゃないの?という疑問も残ります。
調べてみると雅楽バージョンのものは五楽人という雅楽を演奏する成人男性で、五楽人が飾られる雛飾りもあるんだそうです。ひな人形は宮中の結婚式の様子を表現したもの。宮中の結婚式では雅楽が演奏されるので、決して間違いではないんですね。
一方で、一般的な五人囃子はどんな音楽を演奏しているんだろう?という疑問を昔からもっていました。五人囃子は太鼓、大鼓、小鼓、笛、扇を持った少年がいます。こちらも調べてみると能楽を演奏しているんだそうです。
そういえば!和鳴会の僧侶の多くが所属する真宗興正派の本山、興正寺の報恩講(親鸞聖人のご命日法要)の最終日のお斎(おとき:食事を伴う儀式)の際には仕舞という謡いだけの能楽が披露されます。そして女性ではないですが、羽織袴姿の男性が丁寧な作法で食事を運んだり、長柄銚子や加調子など三人官女が持つもので飲み物を注いでくれます。
ちなみに前方では一段高いところで、お内裏さまとお雛様ではないですが、ご門主様とそのご息女・嗣法さまがお畳の上に座っておられます。
雛飾りは日本の伝統的な宴席の姿なんですね。そしてその様子をリアルに体験できていることをうれしく思います。
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