時の経つのは早いもので

 あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。
 年号も令和に変わってもう5年となりました。時の過ぎるのは早いなと最近つくづく思います。
 年を取ると体感として時間が早く過ぎるように感じます。これを説明したものとしてジャネーの法則というものがあります。
ジャネーの法則によると、時間の経過の早さは、年齢に比例して加速する。生涯のある時期における時間の心理的長さは、年齢の逆数に比例するそうです。
 この3年間コロナに苦しめられてきました。コロナ禍の3年が長いと感じる人もいれば、もう3年かと思う人もいると思います。何もしないと早く時間が過ぎ去っていくように感じます。こんな時だからこそ、自分のあり方が静かに問われているのではないでしょうか。
 しっかりと目標を作り、目標に向かって1日1日を無駄にすることなく過ごし、出来ることを考えていけるようになりたいものです。



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和鳴会

 今年の7月で前身である「笛の会」結成36年を迎えます。「和鳴会」と会名が変更となってからは2月で28年となりました。


 所属している会員の入れ替わりはありましたが、会が出来てからもう36年、結構長く続いています。会員の方の平均年齢も50歳を超え、結成当時に比べて大分高齢になってきました。これからは、会を作った人たちの思いも受け継ぎながら、グループをどう維持し発展させていくかということに取り組んでみたいと思います。
 平成26年には結成20周年記念演奏会が開催されました。令和6年には結成30周年を迎えます。ここ2年程コロナ禍でまともな活動が出来ていませんが30周年に向けて何かできるか、これから少しずつ考えてなんらかの催しが出来ればいいなと考えています。


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いろいろな横笛

 笛は日本人にとってたいへんなじみのある楽器です。
 一口に笛といっても色々な種類のものがあります。尺八など縦に吹く縦笛。横に吹く横笛。今回は横笛(おうてき)についてお話してみたいと思います。
 横笛にも多くの種類があります。
 有名なものでは、龍笛(りゅうてき)能管(のうかん)高麗笛(こまぶえ)神楽笛(かぐらぶえ)篠笛(しのぶえ)などがありますが、この他にも西洋楽器のフルートも横笛です。


龍笛
 雅楽の唐楽で使われる横笛です。竹でできており、穴は7穴で長さは40cm程度です。指穴周辺以外のほとんどの部分には樺巻という、桜の樹皮の繊維が巻かれています。頭部にはおもりが入れられ、赤い色の布で飾られています。

能管
 能楽で使われる横笛の一つで、能だけではなく歌舞伎、寄席囃子や祇園囃子でも用いられます。竹でできており、穴は7穴で長さは龍笛とほぼ同じ40cm程度です。能管の頭部には金属製の飾りがついていて、内側の特徴として、吹き口と指穴の間の管内に「のど」と呼ばれる別の管が挿し込まれ、その分だけ直径がわずかに狭くなっています。

高麗笛
 龍笛と似た外観をしていますが、龍笛と比べると細く、穴は6穴。長さは37cm程度で、龍笛よりも高音が出ます。

神楽笛
 雅楽の神楽歌に使われるもので、竹製で穴は6穴。46cm程度と長い横笛です。頭部には赤と緑などの模様の布が使われています。音の高さは全音、龍笛よりやや低いです。

篠笛
 篠竹でつくられた横笛です。穴は6個、もしくは7個のものがあります。

一度全部吹いてみたいと思うのですが、なかなか簡単には楽器店にも置いてなくて、手に取ってみることもできません。ネットには数多くの横笛が売られていますが、やっぱり実際に見てみないとと思って躊躇してしまいます。
 そのなかでも能管は一番吹いてみたい横笛ですので、また吹く機会があれば感想をここで書きますね。


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教科書に

 先日、中学校に通う子供の教科書を何気なく見ていたら、音楽の教科書に雅楽が載っていました。
 様々な学校からの依頼で何度か演奏に行く中、学校の授業で雅楽を教えているのだろうなとは思っていましたが、実際に見る機会もなく、今回初めて教科書を目にしてみると、結構詳しく説明されていて、授業でも時間を取って勉強しているということに驚きました。
 自分が学生の頃の感覚で、学生たちは雅楽という昔からの音楽があり、そんなに理解も知識もない中、一つのイベントとして聞きに来ているのだろうと思っていましたが、授業でしっかりと学習した上で、演奏会に参加しているということが分かり、きちんとした演奏を聴かせなければという意識がこれまで以上に強くなりました。
 これからも多くの人に雅楽に触れていただけるような活動をしていければと思います。




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