前を向いてスタート!

 新年を迎えたと思ったら、1月も終わりに近づき、まさに「元日や またうかうかの はじめかな」
を体現しております。

 昨年末は、新型コロナウィルスの感染者数も大きく減少していましたので、「今年こそは!」と考えていたのは、私だけではないと思います。しかし、ご存知のとおりオミクロン株による感染者の急増で、またもや出鼻をくじかれた思いです。一方、刺激を受けることもありました。例えば箱根駅伝で起こった師弟タスキリレーや、大相撲初場所で優勝した御嶽海関の大関昇進などが、個人的に考えさせられる出来事でした。

 感染者が増える中、先の事は不明瞭ですが、それでも私達に雅楽演奏を依頼してくださる方々がいます。その様な方々の想いに向かい合い、或いは自分たちの有り様に向かい合って、感謝を忘れず、今年も不自由な事はあるかも知れませんが、和鳴会の活動を拡め深めていきたいと思っております。



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いろいろな横笛

 笛は日本人にとってたいへんなじみのある楽器です。
 一口に笛といっても色々な種類のものがあります。尺八など縦に吹く縦笛。横に吹く横笛。今回は横笛(おうてき)についてお話してみたいと思います。
 横笛にも多くの種類があります。
 有名なものでは、龍笛(りゅうてき)能管(のうかん)高麗笛(こまぶえ)神楽笛(かぐらぶえ)篠笛(しのぶえ)などがありますが、この他にも西洋楽器のフルートも横笛です。


龍笛
 雅楽の唐楽で使われる横笛です。竹でできており、穴は7穴で長さは40cm程度です。指穴周辺以外のほとんどの部分には樺巻という、桜の樹皮の繊維が巻かれています。頭部にはおもりが入れられ、赤い色の布で飾られています。

能管
 能楽で使われる横笛の一つで、能だけではなく歌舞伎、寄席囃子や祇園囃子でも用いられます。竹でできており、穴は7穴で長さは龍笛とほぼ同じ40cm程度です。能管の頭部には金属製の飾りがついていて、内側の特徴として、吹き口と指穴の間の管内に「のど」と呼ばれる別の管が挿し込まれ、その分だけ直径がわずかに狭くなっています。

高麗笛
 龍笛と似た外観をしていますが、龍笛と比べると細く、穴は6穴。長さは37cm程度で、龍笛よりも高音が出ます。

神楽笛
 雅楽の神楽歌に使われるもので、竹製で穴は6穴。46cm程度と長い横笛です。頭部には赤と緑などの模様の布が使われています。音の高さは全音、龍笛よりやや低いです。

篠笛
 篠竹でつくられた横笛です。穴は6個、もしくは7個のものがあります。

一度全部吹いてみたいと思うのですが、なかなか簡単には楽器店にも置いてなくて、手に取ってみることもできません。ネットには数多くの横笛が売られていますが、やっぱり実際に見てみないとと思って躊躇してしまいます。
 そのなかでも能管は一番吹いてみたい横笛ですので、また吹く機会があれば感想をここで書きますね。


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新監督

 プロ野球のシーズンも終わり、セ・リーグ優勝はヤクルト、パ・リーグの優勝はオリックスに決まりました。私としてはビックリするような結果になりました。ちなみに私は巨人ファンですが、まだクライマックスシリーズがあるので、もう少し野球を楽しめそうです。先日二名の新監督の発表がありました。中日ドラゴンズの立浪監督と北海道日本ハムファイターズの新庄監督です。立浪監督はPL学園の時からのファンでいつ監督になるのか待ちわびてました。そしてサプライズは新庄監督です。ニュースで聞いた時はワクワクしてきました。きっと来シーズンの札幌ドームは沢山のファンが新庄監督を見に行くでしょうね!立浪監督は妥協を許さない!と言う星野イズムの継承者、ザ・エンターテイメントの新庄劇場の新庄監督、正反対の監督が来シーズンは相交われるとても楽しみなプロ野球になりそうです。手法が変われども思う気持ちは一緒!我々寺院もそんな組織にならないといけないと思います。



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 10月に入って朝は少し肌寒くなってきました。今年の夏はめちゃめちゃ猛暑だったので、かなりの量のビールを飲んでしまいました!ビール好きの私はコンビニに秋味のビールが並ぶと秋なんだなぁ~と思ってしまいます。夕方、陽が沈むのが早くなってきて、どこか寂しくなってくるまさに晩秋のこの頃、秋味のビールを飲みながら雅楽を聴くのも良いかと思うこの頃です。



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秋の永代経法要シーズン

 9月に入ると、浄土真宗の寺院では永代経法要がお勤めされます。しかし、今年もコロナ禍の為、香川県内でもまん延防止等重点措置が適応され、各お寺の状況などによっては中止や内勤めになっております。
 コロナ禍以前は和鳴会に所属する寺院でそれぞれのお寺へ参って、お勤めをしたり、法要に応じて雅楽も演奏しておりました。お寺の場合、雅楽は演奏や舞楽のためだけではなく、法要に出勤している導師や法中(ほっちゅう=お坊さん)の動作の中で演奏される時があります。主に導師がご本尊の手前にある正方形の畳の所(礼盤・らいばん)に上がる時と下りる時、そして本堂の内陣(ないじん)や余間(よま)に出勤している僧侶が本堂内から退出する時です。



 すべての寺院で行われてはいませんが、参詣者の皆さまが安心してお寺にお参り出来るように努めながら、またいつか雅楽が奏でられる法要が出来たらと思っております。


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